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刻字の作り方

材料の準備

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1. 必要なサイズに切る

彩玉ボードを作品の大きさの寸法に切り出すため, 材料の表面に鉛筆などで線弓|きし,のこぎりで切り ます。

2. 表面仕上げ

必要に応じ,表面をサンドペーパーで磨きます。
サンドペーパーは240番、400番、600番、800番と細目のものほど滑らかな表面になりますが、彫る前は240番で十分です。素地仕上げには、サンドペーパーをおよそ厚さ3cm×幅6cm×長さ10~20cmの本片に巻き、画鋲でとめたもので表面を軽く平均にこすり、平滑に美しくします。

書稿づくり

刻字の前に,作品イメージを描きながら書稿をつくります。 または,なんらかのモチーフのコピーでもかまいません。

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  1. まず、作品の大きさに合わせた紙に文字や模様などを書き、書稿をつくります。使用する紙はにじまないものが適しています。次に書稿の上に、半紙かトレーシングペーパーのような薄くて丈夫で透き通る紙を置きます。 そして、朱筆か赤鉛筆で「篭書き」(筆圧のかけ具合の感触をとらえるために、画の輪郭を写しとって書くこと)という線書きをして、字を写しとります。この時のかすれた部分の表現が字の生命を決めるので、十分注意する必要があります。 忠実に細かいところまで書くよりも、省略して大胆に線書きした方がよいでしょう。
    この「篭書き」で刻字としての表現がなされるので、筆意から刀意への移行がみられるようにします。

  2. 彩玉ボードに篭書きした紙をのせ、セロテープなどで固定し、その間にカーボン紙を挟みます。 黒か青のボールペンで篭書きの輪郭をなぞり, 彩玉ボードに写し取ります。
    ※このとき、あまり強い力で書くと彩玉ボードの表面に凹みができますので注意して下さい。

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3.面取リ

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角欠け防止のためにかんな,面取り用かんな,また はサンドペーパーで板の角の面をとり仕上げます。

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