■拓刻(たつこく)版画とは
通常、版画は紙に絵を描き、板に絵を反転させ写し彫ります。拓刻版画は彫った絵がそのまま絵になります。つまり、絵を反転させて彫る必要がないので、完成イメージを持ったまま彫ることができます。
■拓刻版画に必要なもの
・鉤鐘墨(つりがねずみ)
その他の道具についてはこちら
1.図案を描く
用意した彩玉ボードに彫りたい絵を描いていきます。
2.彫刻刀で彫る
残したい部分を除いて彫っていきます。(絵では線を残しています。)初めに大きな部分を彫り、後から細かい部分を彫ると上手にできます。
3.釣鐘墨(つりがねずみ)でこすって線を出す
【2.彫刻刀で彫る】で彫り終えた彩玉ボードの上に画仙紙を乗せ,鉤鐘墨 でこすつていきます。紙が動かないように手で押さえ, 同一方向に鉤鐘墨を動かして線を出します。
4.色付けする
【3.釣鐘墨(つりがねずみ)でこすって線を出す】に色を付けていきます。多くの色を塗る際には細かい部分、色が淡い部分から塗っていくと上手にできます
5.できあがり
色を塗って乾いたら完成です。出来上がった拓刻版画は切り取つて葉書に貼ると絵葉書になります。
また、一度彫った彩玉ボードは何回でも拓刻版画に使用でき、色違いの作品も作ることができます。
また、一度彫った彩玉ボードは何回でも拓刻版画に使用でき、色違いの作品も作ることができます。